探偵コラム

離れて暮らす息子が心配で・・・

探偵コラム 2016年7月26日

離婚した元奥様との間にできた息子さんが、今どういう生活を送っているのか詳しく知りたいというご相談を頂きました。
ご依頼者様と元奥様は子供が産まれる前に元奥様の浮気が原因で離婚しており、養育費は息子さんが二十歳になるまで月に5万円支払う事になっているとの事です。
ご依頼者様と息子さんは3カ月に一度、元奥様と3人で2時間程度の食事しか出来ず、連絡も2人で取る事は元奥様に禁止されているとの事でした。
ご依頼者様が息子さんに最後に会った時、息子さんの表情が暗く、何か悩みがあるように感じたとの事ですが、面会時間が短く直接近況を聞く事も出来なかった為、
父親として息子さんの生活状況を詳しく知り、困っている事があるなら可能な限り力になりたいとの事でご依頼されました。

調査は息子さんの普段の生活状況を探る為、数日間の行動調査を実施する事になりました。
自宅で朝から張り込みを開始し、外出する息子さんの尾行を行いました。

息子さんは朝、家から自転車で駅まで移動した後、電車に乗り、名古屋市内にある大学の経済学部に通っている姿を確認しました。

ここからはご依頼者様も知らなかった情報になるのですが、息子さんは大学の講義が終わった後、家の近くにある飲食店で週に3日間アルバイトをしていました。
暫くは特に問題が見当たらなかったのですが、調査を開始して7日目、大学で講義を受け、その後、息子さんが大学の近くにあるファミリーレストランに入った時のことでした。

調査員も店内に潜入すると息子さんは同年代の男性2名と合流していました。
調査員が息子さんの近くの席に座り、会話を聞きながら様子を窺っていると、息子さんが一人の男性に現金1万円を渡す姿を目撃しました。
会話の内容から男性2名は大学の先輩であり、息子さんにお金を借りているという事が窺えました。また、会話の内容からは現在までに貸したお金は20万円にもなっており、
調査員が見た所、男性2人は返済をする意思がなく、お金を借りるという名目で受け取っている様子に感じたとの事でした。
息子さんも言われるがまま、断れずにお金を渡しているのではという推測がされました。
調査結果をご依頼者様にお伝えした所、「大学にはまじめに通っている事やアルバイト先が分かり、本当に感謝しています。息子が今辛い思いをしている事も分かったので
父親として良き相談相手になってあげたいです。」とのお言葉を頂きました。

そこで息子さんにいじめや恐喝の有無、問題を解決する意思を確認する為に息子さんとご依頼者様に事務所に来ていただき聞き取りを行いました。
元奥様も息子さんのいじめに気付いておらず、依頼者様との面会を許可して頂きました。
結果息子さんは大学の先輩2人に度々お金を要求され、断れずに渡していることが分かりました。そして出来れば返してもらいたいという事なので、
息子さんにも協力して頂き、再度調査を行いました。まず、現金の受け渡しの日時と場所を事前に連絡してもらい、息子さんにはボイスレコーダーを持って行ってもらいました。

現金の受け渡しの様子は調査員が撮影して、その映像とボイスレコーダーの音声を持って当人達とお互いの親での話し合いの場を設けました。
その結果、相手は恐喝を認め、相手の親から全額返金されました。
最後に依頼者様から「息子が以前の明るさを取り戻し、本当に良かったです。今回の件を通じて息子との距離も縮まった気がします。」とのお言葉を頂きました。